
第二次世界大戦後、長らく平和な日常が当たり前となっている日本。しかし、世界ではテロや武力攻撃など、国同士の戦争が起きている地域も存在します。日本に住んでいれば絶対に安全であるという保証はありません。もしもの時に備えて、避難できる場所を確保することが求められます。
ここでは、核兵器などの攻撃から身を守るための避難所となる、核シェルターに焦点を当て、核シェルターの基本的な知識から、自宅でも施設可能な核シェルターについても紹介していきます。
核シェルターの基礎知識
ここでは、核シェルターについての基礎的な知識について解説していきます。核シェルターの重要性について理解しておきましょう。
核シェルターとは?
核シェルターの「シェルター」とは、避難所という意味を指します。核シェルターは、核攻撃が行われた際に、自分や家族の身を守るために使われる避難所です。
平和な国として知られる日本ですが、他国からいつどこで核兵器による攻撃が行われるかわかりません。
よく勘違いされがちなのが、爆発や爆風などから守られるだけのものは核シェルターとはよびません。核兵器には放射性物質などの人体に有害な外気物が含まれます。これら人体に有毒な外気物からも守ってくれ、空気を濾過してくれるフィルター機が備わっており、中の空間で安全かつ快適に過ごすことができるものが核シェルターです。
核シェルターの種類
核シェルターには、大きく分けて2種類存在します。
一つは、地下シェルターのような爆風・放射線・超高温・死の灰の全てもしくは一部に影響に耐えることができる施設です。
もう一つは、高気密の部屋です。このタイプの核シェルターは、死の灰から防ぐために、機密性が高く空気を濾過するフィルターが備わっていれば作ることが可能です。前者のものと比べると安く購入することが可能です。
核シェルターを製造しているメーカーですが、現状は外国産のものが多いのが実情としてありますが、日本国内で作られている核シェルターも存在します。
世界の核シェルターの普及率
世界の核シェルターの普及率を見た場合、日本の普及率と各国の普及率について簡単に消化していきます。
まず日本の核シェルターの普及率ですが、0.02%というデータがあります。
各国のデータでは、以下のようになっています。
・韓国:300%
・イスラエル:100%
・アメリカ:82%
これらの国と日本を比べると、圧倒的に日本の核シェルターの普及率は低いといえます。特に韓国では300%となっており、その要因として隣国の北朝鮮からの攻撃に備えるためであるといえるでしょう。
イスラエルでは、他のアラブ諸国との紛争が絶えないことから、普及率は高めになっています。
アメリカは世界で一番の核保有国ですが、同時多発テロ以降危機意識が高まり、大型の核シェルターが次々と導入されています。
日本で核シェルターの普及率が圧倒的に低いのは、日本の住宅事情も関係しています。核シェルターの施設に向いていない住宅が多いというのもあり、まだまだ普及するのは現実的ではない状況です。
家族の安全を守るおすすめの核シェルター

ここでは、実際の過程で施設できる核シェルターについて紹介していきます。
室内設置型シェルターレインボー72R
こちらの核シェルターは、e-home Shelterが販売するエアコン型の核シェルターです。これ一つで、放射性物質や化学兵器、生物兵器から身を守ることが可能です。
手軽に自宅の部屋に設置ができ、爆風や熱風などからは身を守れませんが、室内を高気圧効果で、外気からの異物を遮断できます。
核用地上置き型シェルター
シェルター販売専門店である、SHELTER JAPANから販売されている核シェルターです。
収容可能人数は大人10人までとなっており、価格は、本体のみで798万円(税別)〜となっています。
設置場所については、駐車場で車2台分のスペースがあれば設置可能であるため、自宅の庭などにも設置することが可能です。
AIR350(黒)家庭用核シェルター
こちらはAmazonで販売されている家庭用の核シェルターです。核攻撃があった際に、放射性落下物や細菌兵器といったものから守ってもらうことができる、核兵器用の空気清浄機です。
実際、家庭で取り入れる核シェルターは、このような簡易的なもので十分であるといわれています。 価格は1,500,000円からとなっており、酒豪住宅から戸建ての家庭まで取り付けが可能です。