核シェルターといえば核兵器による災害に備えるイメージですが、実際に発生する災害には熱風や爆風、衝撃波に放射線と様々なものがあります。
爆心地とその周辺は瞬間的に数千℃の超高温状態になりますから、核シェルターでこれに耐えるのは難しいです。
一方、爆風や衝撃波も爆心地に近い場所では凄まじいですが、これらは距離によって減衰するので、爆心地から離れた場所であれば核シェルターで耐えられる可能性があります。
核シェルターは主に、放射線の影響を抑えることを目的としているので、放射性物質に汚染される環境で生き延びるのに役立ちます。
つまり、核シェルターは爆発とそれによる爆風や衝撃はよりも、その後に発生する放射性物質と放射線といった災害に備えるものと捉えるのが正解です。